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就活名刺の限界

もちろん、コマンドの操作になれてくると、特定のキーの組み合わせによってコマンドを直接、実行することもできる。
いまのファイルコマンドにはその機能として、文書ファイルの読み込み、保存、文書一覧表示、クルーピンク、差し込みファイル、ディスクの初期化などの機能が用意されている。
たとえば、差し込みファイルは同一の文面をあて先の名前や住所だけを変えて印刷したいときに使われる。
ダイレクトメールの印刷や同窓会の通知などに利用される機能である。
図3・4のコマンドメニューの中でもう一つのコマンド例を見てみよう。
「S・検索」を選択すると、図3・6のようなサブメニューが表示される。
これは文書中の文字列を検索する機能である。
たとえば、「高橋」を指定すると、文書の中で「高橋」という文字列の位置までカーソルを移動してくれる。
カーソルは現在位置を示す記号で、画面上では四角の枠が点滅して示される。
検索機能の中には単なる文字検索とともに、文字の置換機能もある。
これは指定したテキスト(文字列)を検幸し、それを新しく指定したテキストに置き換えてくれる機能である。
たとえ検索機能のサブメニュー.ば文書中で「ワープロ」という言葉を使っていたとして、それをすべて「ワードプロセッサー」という言葉で置き換えたいときに便利な機能である。
ワープロによる文書作成、印刷という基本的な機能からいえば、文字の種類や飾り、行の書式(右寄せ、センタリング、左寄せなど)、文字のサイズあるいは罫線機能などが必要となる。
図3・4のコマンドメニューを見れば当然のことながら、こうした基本機能はすべて揃っていることがわかる。
たとえば、「N・文字サイズ」を選択すると、図3・7のように、半角、全角、倍角、4倍角、さらには上付き、下付きなどの文字サイズが利用できることがわかる。
ここで図3・4のメニューから「E・文字飾り」を選択してみると、図3・8のように、アンダーライン、網掛け、強調文字などいくつかの文字飾りを利用できることがわかる。
最後に「F・書式設定」を選択してみると、図3・9のように、センタリング、右寄せ、左寄せ、均等割付などの書式設定が可能であることがわかる。
このように、ワープロソフトの多くはワープロ専用機に匹敵する豊富な機能を備えている。
それらの機能を一つ一つためしていくだけでも、「こんなことができるのか!」といったパソコンソフト探索の面白さがある。
たとえば、「何ページかにわたるレポートを書きたいが、途中のページは二段に分けて、変化をつけたい」と考えたときに、図3・9の「F・書式設定」のサブメニューの中を見ると「K・段組」があるのがわかる。
この段組のメニューから三段組を選択し、その結果を「P・印刷」コマンドのイメージ表示機能によって印刷された場合の結果を画面に表示させてみると図3・10のようになった。
段組を指定して印刷すると、指定した範囲の文章が指定した数の段組で印刷される。
ワープロソフトをはじめパッケージソフトに添付されている説明書(マニュアル)は一般に、処理のコマンドを特定の順番に解説している。
しかし、場合によっては「こうするにはどうしたらよいだろうか」というように、処理したい内容にもとづいて読むことができる本があれば便利である。
これは「逆引き」とよばれる本の書き方であり、逆引きシリーズといった本も出版されている。
その元祖にあたるものは私か監修した『BASIC逆引き辞典』(マグロウヒル出版)であり、逆引きシリーズはすでに三〇冊を超えた。
それらの中には『逆引き一太郎』もある。
こうした本を参考にして、ワープロソフトで何かできるかを調べてみるとよい。
文例集の利用ワープロソフトを使って便利に思うことの一つは、一度文書を作成するとそれを何度も再利用できることである。
たとえば、お中元やお歳暮の御礼などもあらかじめ、基本的な文章を作成しておき、相手の名前や日付、そして品名などを変えることによって、簡単に礼状を作成することができる。
もちろん、自分の名前は自筆するといった配慮は必要であるが。
また、ファイルコマンドで見たように、まったく同じ文面を複数の相手に送りたいといったこともある。
この場合は差し込み印刷機能を利用して、同じ文面の中にあらかじめ用意した名前や住所の一覧から一件ずつ取り出して、文面の指定箇所に差し込んで印刷することができる。
文書の保存、再利用が可能であるということは、他人が作った文書を利用することも可能であることを意味する。
ワープロソフトを使ったからといって、うまい文章がすらすら書けるとはかぎらない。
ちょっとした挨拶文でも一時間くらいは悩む自分の姿を思い浮かべると、同様の悩みを持つ人も少なくないのではないだろうか。
こうしたときに、文章の専門家の文章を拝借できれば便利である。
もちろん、他人が作った文章を利用することに対する後ろめたさを感じることはいうまでもないが。
ワープロソフト用にさまざまな文例集がフロッピーディスクの形で発売されている。
その中には季節の挨拶文や各種のお礼、見舞いの手紙など、日常生活の中で出てくるさまざまな状況に応じた文例が用意されている。
状況にあった特定の文例を選び、内容の一部を修正するだけで自分の手紙や文面として印刷して利用できる。
ここでは一太郎用の文例集からその例を一つだけ紹介しておこう。
この文例集には大きく、社外文書、社内文書そして個人用の文例が収録されており、その数は三四一点にのぼる。
図3・Hはそのうちの個人編のディスクを用意し、すでに見た「T・ファイル」、「L・読み込み」コマンドによってファイルー覧を表示させ、必要な文例を入力しようとしているところである。
個人用の文例は大きく、年賀、見舞いなどいくつかのグループに分かれている。
ここではたとえば挨拶通知グループを選択してみると、図3・12のように挨拶通知に関する文例の一覧がリストされた。
図3・13はその中から転居通知を選択してみた結果である。
この文書にもとづいて住所や日付など必要な変更を行えば、一応の挨拶文が完成することになる。
もちろん、文例が現在の目的に沿ったものになっているかどうかは保証のかぎりではないが。
文例はできあいの文章の一部を自分で手直しをして利用する方式である。
しかし、上の例で見たように、すべての目的にあった文例をあらかじめ用意しておくことは無理な相談である。
たとえば上の文例であれば、梅雨に向かう季節に引っ越しをしたとすれば、「さわやかな季節となりました」とはいかないだろうし、また、郊外から都心のマンションへ越したのであれば、文面も大幅に修正する必要がある。
理想的には個別の状況に応じて、目的に沿った文例を作成してもらえればありかたい。
そうした目的のソフトもある。
それが文書作成支援ソフトとよばれるソフトである。
文書作成支援ソフトは、あたかも身近に文章の専門家かおり、直接、かれ(彼女)の手助けを得て新たな文章を作成していくかのような使い方ができるソフトである。
つまり、こんな内容の手紙を書きたいのだがといったように、書きたい内容を順次、説明(人力)していくとパソコンが手紙の文面を作成してくれる。
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